ドライブレコーダーのススメ
2021年02月16日
岡崎事務所
弁護士 安井 孝侑記
岡崎事務所を開設して,依頼を受けた事件のなかで多い類型として,交通事故の事件があります。
企業法務系の事務所ではないいわゆる一般民事を扱う弁護士であれば,交通事故案件を担当することは避けられないほど,その数は多いものです。
その中で,最近ドライブレコーダーが徐々に普及しているな,という印象をもっております。
もちろん,担当する事件の大半はドライブレコーダーがない事件の方が多いです。
ただ,ドライブレコーダーがついていれば,弁護士委任にならずに解決する割合は多くなるので,実際のドライブレコーダー普及率は高いと思われます。
ドライブレコーダーがあっても弁護士が委任を受けて交渉を行う必要がある事件は一定数あります。
ドライブレコーダーがあれば過失割合でもめることがゼロになるわけではないと思われます。
ただ,ドライブレコーダーがあっても問題になるようなケースは,むしろ一見して過失割合が見えにくいような事案が多くなっている印象です。
事故態様の事実関係についてはドライブレコーダーで争いがなくなりますので,いかにこちらの主張する過失割合が妥当なのか説得することが必要なり,まさに弁護士が介入する必要性が高くなるものと思われます。
ドライブレコーダーが入ることで,弁護士の目線からすれば,少し骨のある事件が増えていく印象ですし,裁判になれば裁判所を納得させる説得的な根拠が必要になろうと思います。
とはいっても,「ウインカーを出していなかったのに出していた」と主張されることがよくありましたが,このような不正義がなくなるという意味では非常に意味があると思います。
(裁判だとこのような事実の立証ができないことがどうしてもあるのも事実です。)。
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過失割合を含む交通事故の問題でお悩みの方は一度弁護士にご相談されることをお
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