弁護士業務とIT化の現在
2021年02月17日
岡崎事務所
弁護士 安井 孝侑記
先日,県外の裁判所に出廷することがありました。
最近は裁判自体も直接出廷しなくていいように,ウェブ会議が試験的に導入されていますし,昨今のコロナウイルスの影響もあってか,裁判所もかなり積極的に電話会議等を駆使して直接出廷しなくていいように裁判が実施できるようになりつつあります。
余談ですが,裁判のウェブ会議に関しては,マイクロソフト社のTEAMSが利用されていますところ,TEAMSの動作にはいろいろと不満はあります。
ただ,試行錯誤しながらチャレンジしてみることが重要だと思います。
話は戻しますが,IT化が進んでも,やはりまだすべてを遠隔でやれるかというとそうではないと思います。
離婚調停のように直接出廷しなければならない場合や,出廷した方がベターである場合にはやはり,出廷は必要です。
実際に出向くことでスムーズにすすむことがどうしてもあると思います(これは今後さらに減少していくのかもしれませんが。)。
そういった意味では,我々弁護士の業界は,他の業界に比べて変わらない部分は多いのかもしれません。
ただ,大きく変わったこととしては,移動時間の使い方です。
これまで,移動時間はどちらかというと書籍や判例雑誌を呼んだりといった,一人になる時間として利用しておりましたが,パソコンとネット環境があれば,オンラインでの打ち合わせができてしまいます。
今回の出張も,行きは弁護士会の委員会のzoom会議,帰りは事件の弁護団のzoom会議でした。
また,事務所のPCを外部で事務所のサーバーにアクセスすることで,新幹線の席等でも,起案等も行うことができますし,チャット機能を使うことで,リアルタイムで事務局の方にも指示が出せます。
IT化がすすんだことで,移動時間は移動時間じゃなくなるのかもしれません。
ただ,オンライン会議等も業界としてはまだものめずらしさもありますので,今後何十年も,スキマ時間になんでもオンライン会議で行う状態が維持されるのかはわからないところです。
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