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弁護士コラム Column

裁判所の専門性・法律事務所の専門性

2018年08月01日
名古屋丸の内本部事務所 

皆様,はじめまして。弁護士法人愛知総合法律事務所弁護士の黒岩将史と申します。
現在,名古屋丸の内本部事務所で執務しております。初めて投稿させていただきますので,少しだけ自己紹介をさせていただければと思います。私は,幼少期は,福井,大阪,岐阜等に居住していたこともありましたが,小学校,中学校,高校,大学院と愛知で過ごしておりましたので,出身は愛知となります。上記のとおり,岐阜にも住んでいたことがあり,また親族が三重にもおりますので,愛知,岐阜,三重には,大変愛着を感じております。東海三県の皆様どうぞよろしくお願いいたします。
さて,現在,私の所属する名古屋丸の内本部事務所の近くには,名古屋高等裁判所,名古屋地方裁判所,名古屋家庭・簡易裁判所があり,ご依頼いただいた訴訟事件のため,頻繁に裁判所に行っております。法律関係の仕事に就いていない方は,裁判所に行かれたことのない方も多くいらっしゃるかと思いますので,名古屋地方裁判所について少しだけご紹介させていただきたいと思います。

各都道府県に位置する多くの地方裁判所の内部は,大きく分けて,民事事件を専門に取り扱う民事部,刑事事件を専門に取り扱う刑事部の二つに分かれております。ところが,名古屋地方裁判所では,民事部の中でさらに,交通事故案件を専門に扱う部,労働案件を専門に扱う部といったように,各分野に特化した専門部が存在いたします。
多くの地方裁判所では,裁判官の人数も多くないため,民事部所属の裁判官が,交通,労働,建築等様々な事件を処理することとなりますが,名古屋地方裁判所では,多くの裁判官が所属する大規模庁ということもあり,民事部の中で,さらに各分野に特化した専門部が設けられております。他方で,法律事務所は,1人から数人の弁護士が所属する事務所がほとんどであり,交通事故を専門的に扱っている事務所等はありますが,事務所の内部で,専門部を有している事務所はほとんどないのではないかと思います。当事務所では,依頼者の多様なニーズに応えるためには,専門性を高める必要があるとの考えのもと,事務局内部に,交通部,離婚部,破産部というように,各分野に特化した専門部を設置しております。当事務所のように,事務局に専門部を有している事務所は,非常に珍しいのではないかと思います。
目まぐるしい社会の変化に伴い,生じる紛争も多様化しているため,法律事務所も裁判所同様,専門性が求められる時代になっていると感じます。
当事務所では,ご相談に来られる方の多様なニーズに応えられるよう,専門性を高めるべく日々研鑽を積んでおりますので,法律問題でお悩みになられた方は,是非当事務所にお越しいただければと思います。よろしくお願いいたします。

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