さまよう刃
2009年04月01日
東野圭吾の小説です。
少年により娘が殺されたという,お父さんのお話です。
犯罪被害者の遺族が、司法手続きによらず私的に復讐をするお話です。
遺族感情が丁寧に描かれています。
「少年法は遺族感情を満たさないものである」
という、我々弁護士としては非常にコメントが難しいテーマを扱っています。
我々は、少年の更生を信じ、逮捕された少年のために活動をすることもあります。
また、犯罪被害者を代理して、加害者に対して損害賠償請求をすることもあります。
弁護士としてどのように活動をすべきなのか、日々考えながら業務を行っております。