以前の配偶者の子どもとの遺産分割協議で,相続放棄をしていただき解決した事例
ご相談内容
相談者は,お互い高齢での再婚同士でしたが,配偶者が亡くなったとのことでした。
亡くなられた配偶者からは,もう交流のなくなった子どもがいると聞いていました。
相談者も会ったことがなく,住所さえ分からない状態でした。今後,どのように進めたらよいのか分からず,当事務所に相談に来られました。
解決事例
当事務所がご依頼を受け,子どもの住所を調査し,お手紙をお送りいたしました。
遺産を目録にして全て開示し,やや特殊な不動産を抱えており今後紛争の可能性があることを伝えました。
また,お墓の場所もお伝えし,ご希望に応じ最近の亡き配偶者の写真などもお送りいたしました。
最終的には,相続放棄をしていただくことで,解決いたしました。
ポイント
親族関係の多様化や高齢での再婚が増え,まったく交流のない相続人同士の遺産分割協議も増えております。
お金が絡むことではありますが,それだけではなく,親子関係に伴う繊細な感情も考慮し,誠実な協議を続けることがポイントとなります。
相続分に応じて分割するのが通常ですが,柔軟な解決を模索できることもありますので,一度弁護士にご相談ください。