形見にこだわりがある事件について
ご相談内容
高価なものかはわからないが,親から受け継ぎたかった形見を別の相続人が持って行ってしまった。
解決事例
通常であれば,形見のようなものは裁判所はきちんと取り扱ってくれず,遺産分割の対象外になってしまうことが多くあります。
しかし,相続人にとってこだわりのあるものをきちんと分けることが,依頼者の本件の解決につながると考えております。
そのため,裁判所を説得し,形見も含めてきちんと分割するよう尽力させていただきました。
金銭的なこと以外についても,依頼者の満足のために仕事をすることができた事件であると考えています。
ポイント
遺産分割において、まず第1の問題は、遺産の所在・額などが分からないことです。
被相続人の近くにいた家族が把握していることが多いのですが、その人が協力してくれない場合、なかなか把握しにくく、協議に入ることが難しい場合もあります。
今回は不動産を誰が取得するかということが争点となりましたが、評価額を低く見積もることで交渉できる場合もあり、今回の事例はそのような評価額を低くすることが有効であった例だと思われます。