代償金の金額で揉めた事例
ご相談内容
遺産として土地が存在しました。
相談者は本件土地の取得を希望しておらず,金銭での解決を望んでいました。
そこで,本件土地の売却を検討しましたが,相続人の1人が取得を希望しました。相談者は,本件土地を取得する相続人から代償金をもらう話し合いをしましたが,代償金の額があまりにも低く,遺産分割の話が進まなくなりました。
解決事例
本件土地の評価額を調査した上,弁護士から相手方に連絡を取りました。しかしながら,相手方からは低額な代償金の提示しかなかったため,遺産分割調停を申し立てました。
その結果,代償金は適正な額になりました。また,本件土地は駐車場として使われており,相手方が賃料収入を得ていたため,相続開始後の賃料収入も代償金の額を決める際に考慮してもらいました。
ポイント
遺産分割で話し合いが進まなくなった場合,遺産分割調停を申し立てることが有効です。本件でも,弁護士に委任して速やかに調停を申し立てたことで,話し合いが進みました。
また,相続開始後の賃料収入についても調停の中で話をすることで,より有利な解決になりました。