不貞慰謝料請求を受けたが,当初の請求額より400万円の減額して早期に解決した事例
ご相談内容
相手方が突然私の家に訪れ,「不貞をされたので慰謝料を支払ってほしい」と言ってきました。確かに不貞をしたことは事実ですが,かなり前のことですし,家に来られるのは非常に困ったので帰ってもらいました。
その後,相手方から損害賠償を求める訴状が届きました。
どのようにすればよいでしょうか。
解決事例
第1回の期日で,「相手方の請求額から約400万円の減額した金額を支払う代わりに,今後お互いに一切連絡しない」という内容の和解が成立しました。
ご依頼をいただいてから1ヶ月半のスピード解決に至りました。
ポイント
不貞に基づく損害賠償請求権は,3年で時効により消滅します。したがって,今回は,時効により損害賠償請求権が消滅している可能性もあります。もっとも,本件でもっとも問題になるのは,「相手方が直接家に訪問してきている」という点です。今後もそのような行為を繰り返される危険もありました。
そこで,一切の支払いを否定するのではなく,相手方の請求額を減額した上で,一定の額を支払い,かつ,「お互いの接触を禁止する」内容の条項を設けることにしました。
感情のもつれも大きいため,訴訟が長引くことも予想されましたが,事前に裁判所に当方の意向を示し,かつ早期に相手方に主張を伝えたところ,第1回期日での解決になりました。
弁護士費用
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